過去15年にわたって電子出版に携わってきた経験を、まとめてみたいと思っている。
私自身は、40歳代も後半にさしかかり、年齢的にそろそろ後が無くなってきた。それと同じこと、電気通信の変革の波に、乗り続けるための体力も気力も、そして近年は選択の余地すらも、出版業界には残ってはいない。
「電子出版」は、少しずつではあるが凋落の一途をたどる出版業の、唯一死期回生の方策であるはずだったのに、インターネットの勃興と爆発のなかで、波頭に現れた小さな泡沫の如く、いつのまに空へ向かって消失していくかのようだ。
中興の祖――「電子出版」が出版社の未来となるべきだと確信した20年前の私の予感は、思い上がりに過ぎなかったのだろうか。
2015年、つまりあと10年の経たぬうちに出版社は消滅してしまうだろうか。どうやらそれは、今になってもっともあり得る現実のシナリオのようである。その、未来のシナリオを書く前に、まずは私の15年の奮闘の欠片(かけら)をここにポスト(投稿)させてもらいたいと、考えている。
◆Live under the blue sky(ライヴアンダーザブルースカイ)