わたしは仕事柄、新聞、書籍、雑誌にはよく目を通すが、その中でも近年よく読む雑誌の第1位は日経ビジネスである。無用な企業宣伝まがいの記事も多いが、何より情報が確かだし、コラムにも変な思想的な色がついていない。扱っている情報が、現実的でリアリティがある。
今日もほぼ2時間かけて最新号を読んだが、一番最後のページにある「中東学者の眼」というコラムはたいへんよかった。だからそのまま引用する。
「...番組制作サイドの固定観念やキャスターの理解力に合わせ、「売れる」コメントを提供する能力に感心する。しかし、本来ならば専門家の立場から報道機関の限界を修正するのが役割のはずだ。」
出所:日経ビジネス誌の2005年7月25日号156ページ「「島国」のテロ報道を憂う」池内恵(国際日本文化研究センター助教授)。
英国のテロに関する日本のテレビ報道に対して、また、その番組に出演している“中東専門家”たちへの安直な姿勢に対する強烈な批判。
こういう話が読めるのは、新聞や雑誌(=活字ジャーナリズム)が提供できる一番大事な価値だと思う。こういう価値は絶対に無くしてはならないと信じている。
I work for a publishing company in Tokyo, Japan. I've been thinking that digital publishing should be the only solution for recovering true journalism and publishings. I've been searching a new business-design for publishing. These thoughts might be a very ....; so, I think I have to start from the point that I desided to start exploring new design or method for coming digital publishing age.
7/10/2005
マルチメディア業界の警句。God lives in the details.
God Lives In The Details.--神は詳細に宿る
わたしはクリスチャンではないので、この本来の意味は知りませんが、しかし、この言葉ほど過去15年にわたるマルチメディア関連の仕事のなかで役立った警句は他にありません。
この警句をわたしが初めて知ったのは、笑われてしまうかも知れませんが、マルチメディア業界のベンチャー企業を舞台にしたマイケル・クライトンの小説の中でした。映画にもなりましたが、小説はマイケル・クライトンならではの、綿密に企業内部の実態を取材し起こりうるほぼ事実に立脚した構成で、一気に読ませてくれるなかなかの出来栄えでした。そのなかで、この「神は詳細に宿る」という一節が取り上げられており、ストーリーの各所でこの警句の本質を見出すことができるたのでした。
わたしもちょうどこの小説を読んだ頃に、似たような仕事についており、似たような仕事の進め方をしていましたので、日々大きなプレッシャーと不安のなかで何を頼りにしてよいか分からなかったときに、この警句は、何度もわたしを窮地から救ってくれました。つまり小説のなかでなく、毎日の仕事の重大な局面で、わたしを救ってくれた「神」は「詳細に宿って」いたのでした。
一番わかりやすい例は、たとえば、ソフトウエアのプログラムのバグに悩まされていたときです。絶対に動くはずのプログラムが動かない。そんなときに、よくあるのは、たったひとつのパラメータ名のうち一字だけが、大文字になるべきところと小文字にしていた、とか。プログラムを書いたことのある人ならこのことが実感できると思います。
あるいは、ウェブサイトのボタンの名前のつけ方だけで、申し込み数が倍以上に変わってしまう...とか、ウェブからダウンロードされる画像の容量をどのくらいに設定するかだけで、そのウェブページについて速い遅いなどの印象が180度変わってしまう、などです。
もっと重大な局面でも、結局は、ほんの些細な部分をどう考え抜いて他と差別化するか、ということが、提供するサービス全体の品質を変えてしまうのです。ひところ話題になった、1クリックで申し込みができるというだけでビジネスモデル特許が成立したことなどは、誰でも思いつくかも知れないようでいて、そこに至るためには、何を考えながらインターネットのうえでのビジネスを行うべきか、本質に至るということはどういうことなのか?.....
頭のなかを駆け巡る考えが、ロジックからロジックへと連綿と繋がっているのに、いつまでたっても解答へ導かれないときに、わたしが常に我に返って思い出したのが、God lives in the detail です。
余談ですが、その後、わたしは「職人」に着目したときにも、実はGod lives in the detailという警句が実感される行為とは「職人」の日々の営みにこそもっとも相応しく、なるほど「天職」とはよく言ったものだなあ、と感慨に浸ったものでした。
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わたしはクリスチャンではないので、この本来の意味は知りませんが、しかし、この言葉ほど過去15年にわたるマルチメディア関連の仕事のなかで役立った警句は他にありません。
この警句をわたしが初めて知ったのは、笑われてしまうかも知れませんが、マルチメディア業界のベンチャー企業を舞台にしたマイケル・クライトンの小説の中でした。映画にもなりましたが、小説はマイケル・クライトンならではの、綿密に企業内部の実態を取材し起こりうるほぼ事実に立脚した構成で、一気に読ませてくれるなかなかの出来栄えでした。そのなかで、この「神は詳細に宿る」という一節が取り上げられており、ストーリーの各所でこの警句の本質を見出すことができるたのでした。
わたしもちょうどこの小説を読んだ頃に、似たような仕事についており、似たような仕事の進め方をしていましたので、日々大きなプレッシャーと不安のなかで何を頼りにしてよいか分からなかったときに、この警句は、何度もわたしを窮地から救ってくれました。つまり小説のなかでなく、毎日の仕事の重大な局面で、わたしを救ってくれた「神」は「詳細に宿って」いたのでした。
一番わかりやすい例は、たとえば、ソフトウエアのプログラムのバグに悩まされていたときです。絶対に動くはずのプログラムが動かない。そんなときに、よくあるのは、たったひとつのパラメータ名のうち一字だけが、大文字になるべきところと小文字にしていた、とか。プログラムを書いたことのある人ならこのことが実感できると思います。
あるいは、ウェブサイトのボタンの名前のつけ方だけで、申し込み数が倍以上に変わってしまう...とか、ウェブからダウンロードされる画像の容量をどのくらいに設定するかだけで、そのウェブページについて速い遅いなどの印象が180度変わってしまう、などです。
もっと重大な局面でも、結局は、ほんの些細な部分をどう考え抜いて他と差別化するか、ということが、提供するサービス全体の品質を変えてしまうのです。ひところ話題になった、1クリックで申し込みができるというだけでビジネスモデル特許が成立したことなどは、誰でも思いつくかも知れないようでいて、そこに至るためには、何を考えながらインターネットのうえでのビジネスを行うべきか、本質に至るということはどういうことなのか?.....
頭のなかを駆け巡る考えが、ロジックからロジックへと連綿と繋がっているのに、いつまでたっても解答へ導かれないときに、わたしが常に我に返って思い出したのが、God lives in the detail です。
余談ですが、その後、わたしは「職人」に着目したときにも、実はGod lives in the detailという警句が実感される行為とは「職人」の日々の営みにこそもっとも相応しく、なるほど「天職」とはよく言ったものだなあ、と感慨に浸ったものでした。
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6/29/2005
わたしの尊敬する、仕事の指針
いまではどこからコピーしたのか、覚えていません。古いワープロで書き写してプリントした紙を、この15年間、ずっと机の引き出しにしまってありました。
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技術革命に生きた私の研究の道
インディビジュアリズムと創造力の形成
江崎玲於奈氏
ノーベル物理学賞受賞者、筑波大学長
「しかし変革の時代には今までにない革新的な物が誕生し、
将来はつくられるといえるのです。
こうした確信を生み出すもの、それは知性です。知性には道理をわきまえて物事を分別する力と、ものを生み出す創造力の2つがあります。そして創造力こそが人類文明を発展させる源なのです。
そして生活水準が欧米に匹敵した今、いよいよ日本人も創造力を鍛えて、未知のフロンティアを開発すべき時代がやってきたといえるでしょう。
物事には二面性があり、両面が触発し合うことで活力が生まれます。科学における二面とは、論理的で、客観的で、理性的で、冷徹で、厳密で、教科書的な面、すなわち仕上げられた結果と、
主観的、個性的で、直感と霊感を頼りに悪戦苦闘と試行錯誤をくり返す想像のプロセスを指します。そして科学の真髄は、想像のプロセスにこそあります。
ではここでノーベル賞を取るための5か条をご紹介しましょう、
1 今までの行きがかりにとらわれてはならない
2 権威にのめりこんではならない
3 無用なものは捨てなくてはならない
4 戦うことを避けてはならない
5 初々しい感性を持たねばならない
--------
この最後の5か条のひとつひとつが、仕事上のいろいろな場面で、幾度となく、わたしの心の支えになりました。またあるときは、なぜ自分の仕事が思うようにいかなかったのか反省するときに、これを読み返してみて、失敗したもののキーポイントになる部分で、必ずといってよいほど当たっているように思えたのです。その度に、この5か条は、創造力の本質をよく知る方の言葉だと、納得させられつつ自分の至らなさに恥ずかしさを覚えたものでした。
引用の範囲を超えてしまったかも知れないのですが、失礼してここに書き写しました。原典をご存知の方はお知らせくださると有り難いです。
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技術革命に生きた私の研究の道
インディビジュアリズムと創造力の形成
江崎玲於奈氏
ノーベル物理学賞受賞者、筑波大学長
「しかし変革の時代には今までにない革新的な物が誕生し、
将来はつくられるといえるのです。
こうした確信を生み出すもの、それは知性です。知性には道理をわきまえて物事を分別する力と、ものを生み出す創造力の2つがあります。そして創造力こそが人類文明を発展させる源なのです。
そして生活水準が欧米に匹敵した今、いよいよ日本人も創造力を鍛えて、未知のフロンティアを開発すべき時代がやってきたといえるでしょう。
物事には二面性があり、両面が触発し合うことで活力が生まれます。科学における二面とは、論理的で、客観的で、理性的で、冷徹で、厳密で、教科書的な面、すなわち仕上げられた結果と、
主観的、個性的で、直感と霊感を頼りに悪戦苦闘と試行錯誤をくり返す想像のプロセスを指します。そして科学の真髄は、想像のプロセスにこそあります。
ではここでノーベル賞を取るための5か条をご紹介しましょう、
1 今までの行きがかりにとらわれてはならない
2 権威にのめりこんではならない
3 無用なものは捨てなくてはならない
4 戦うことを避けてはならない
5 初々しい感性を持たねばならない
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この最後の5か条のひとつひとつが、仕事上のいろいろな場面で、幾度となく、わたしの心の支えになりました。またあるときは、なぜ自分の仕事が思うようにいかなかったのか反省するときに、これを読み返してみて、失敗したもののキーポイントになる部分で、必ずといってよいほど当たっているように思えたのです。その度に、この5か条は、創造力の本質をよく知る方の言葉だと、納得させられつつ自分の至らなさに恥ずかしさを覚えたものでした。
引用の範囲を超えてしまったかも知れないのですが、失礼してここに書き写しました。原典をご存知の方はお知らせくださると有り難いです。
落ち行く出版業の未来(1) Facts
本来のタイトルに戻す。
今夜も飲んで帰ってきたものの、会社の先輩と我が社(=出版社)の行く末について延々語り終電近くになってしまったので、その続きだ。
出版業は「長期低落化傾向」つまり「落ちぶれつつある産業」なのだが、こう言っても、知らない人は怪訝な表情を浮かべる。しかし業界ではいまさら大きな声で話すほどのことではなくあまりに日常的になってしまって、いまさら話題にしないだけのことである。
Facts:出版業が長期凋落傾向にあることは、数々の統計数字が示している。
●日本の書店の数は、毎年減っている。
●増えているのはブックオフなど中古本の市場
●雑誌、書籍の年間販売総金額、販売部数●返本率の上昇(利益が吹っ飛ぶ構造。内容の陳腐化速度が速すぎる)
●雑誌広告金額の停滞や減少
たまにミリオンセラーが出たところで、数字を見れば、年によっては少しずつ違うが、5~10年単位でみると確実に減っているのである。
さて、これは基本的なバックデータで、大きなトレンドしか示していない。
本当に言いたいことは、
出版はあと数年で突然だめになる
という点なのだけれど、それを証明するような未来に関する統計データは無いので、まずはバックデータの傾向は凋落傾向だ、ということを頭にいれておいてほしい。その次に、順序だてて話していこう。
だいたい、飲みながらでは直感的な危うい思考で進みがちだ。翌日には全然その考えが残らない。話だけなら、酔っていたほうが、案外、前向きになれそうである。
今夜も飲んで帰ってきたものの、会社の先輩と我が社(=出版社)の行く末について延々語り終電近くになってしまったので、その続きだ。
出版業は「長期低落化傾向」つまり「落ちぶれつつある産業」なのだが、こう言っても、知らない人は怪訝な表情を浮かべる。しかし業界ではいまさら大きな声で話すほどのことではなくあまりに日常的になってしまって、いまさら話題にしないだけのことである。
Facts:出版業が長期凋落傾向にあることは、数々の統計数字が示している。
●日本の書店の数は、毎年減っている。
●増えているのはブックオフなど中古本の市場
●雑誌、書籍の年間販売総金額、販売部数●返本率の上昇(利益が吹っ飛ぶ構造。内容の陳腐化速度が速すぎる)
●雑誌広告金額の停滞や減少
たまにミリオンセラーが出たところで、数字を見れば、年によっては少しずつ違うが、5~10年単位でみると確実に減っているのである。
さて、これは基本的なバックデータで、大きなトレンドしか示していない。
本当に言いたいことは、
出版はあと数年で突然だめになる
という点なのだけれど、それを証明するような未来に関する統計データは無いので、まずはバックデータの傾向は凋落傾向だ、ということを頭にいれておいてほしい。その次に、順序だてて話していこう。
だいたい、飲みながらでは直感的な危うい思考で進みがちだ。翌日には全然その考えが残らない。話だけなら、酔っていたほうが、案外、前向きになれそうである。
6/28/2005
近頃のこと
好物:
魔王、ぶどう割り、一の蔵、缶ビールならキリンの一番絞り。だいぶ前に入ったモルジブで出た野外のフィッシュカレーは最高だった。毎晩食った。オーストラリアのヒレステーキも旨かったな。
国内では山の上ホテルのてんぷらが一番だが、最近混んでいて困る。
でも一番はうち晩御飯だ。肉も魚もおいしいよ。どうだ、うらやましいか!
趣味、興味:
一人5000円で飲み食いできる旨いもの。音楽は何でもだが世代的にはジャズ。
俺の話を聞け~:
新鮮で良質な料理素材をそろえ、腕前のよい料理人が働く、同じようなメニューのレストランが何軒かあるとする。 それぞれの店が同じように繁盛し、同じような収益を上げることができるだろうか。 答えは「ノー」である。
仕事:
最近はウェブの仕事が多くて自分でプログラムに凝って書くようにもなっている。年がもう若くないから、面倒なのは全部、下に押し付けている。そうこうしているうちに、自分の行く手に暗雲が漂ってきた。
魔王、ぶどう割り、一の蔵、缶ビールならキリンの一番絞り。だいぶ前に入ったモルジブで出た野外のフィッシュカレーは最高だった。毎晩食った。オーストラリアのヒレステーキも旨かったな。
国内では山の上ホテルのてんぷらが一番だが、最近混んでいて困る。
でも一番はうち晩御飯だ。肉も魚もおいしいよ。どうだ、うらやましいか!
趣味、興味:
一人5000円で飲み食いできる旨いもの。音楽は何でもだが世代的にはジャズ。
俺の話を聞け~:
新鮮で良質な料理素材をそろえ、腕前のよい料理人が働く、同じようなメニューのレストランが何軒かあるとする。 それぞれの店が同じように繁盛し、同じような収益を上げることができるだろうか。 答えは「ノー」である。
仕事:
最近はウェブの仕事が多くて自分でプログラムに凝って書くようにもなっている。年がもう若くないから、面倒なのは全部、下に押し付けている。そうこうしているうちに、自分の行く手に暗雲が漂ってきた。
6/16/2005
HYPER LINK MODELER というソフトウエアがあった
出たときは画期的なソフトウエアだと誰もが思ったが、時すでに遅し。漢字Talk 7.5(Mac OS の10年以上前の呼び方)で動く、ハイパーリンクとデータベースを、素人でも簡単に作れた。特徴は、うまく説明できないのだが、手元にあるパッケージの裏から引用してみよう。
「HYPER LINK MODELER は、テキスト、静止画、動画、サウンドを自在にリンク可能なハイパーメディア開発ツールです。プログラムを書く必要がないので、全くプログラム経験のない人でも、高度なハイパーメディアを簡単につくることができます。」
「ハイパーリンクモデラーの応用例:
・ハイパーメディアデータベース:旅行ガイド、地図データベース、料理データベース、映画データベース、音楽データベースなど、ハイパーリンクを利用したあらゆるデータベース
・電子マニュアル:社内用マニュアルなど
・電子カタログ:カタログ、会社案内など
・教材:学習用教材、図鑑、資料集など
・画像データベース:写真、ムービーのデータベースなど
・文書管理:社内文書の管理、メモ帳など
・プレゼンテーション:簡単なプレゼンテーション」
これらの説明のほかに、ソフトウエアの特徴となるキーワードを、同じパッケージ裏から拾ってみよう。
「実行可能なランタイム」
「ノートブック機能」
「情報のブラウジング」
「双方向リンク」
「リンク元アンカー」
「静止画上のホットスポット」
「ハイパーリンクは、カードからカードへと次々にチェーンすることが可能」
...もしこれを読んで、あなたの頭の中に、このソフトウエアがつくられた時代背景と意味、などが次々と渦を巻くようならば、あなたと私は相当に近しい経歴を持っていることになる。
いまの私は;
「時すでに遅し」
「米国に敗戦した日本」
「一握りの天才的な勝者」
といったような、半ば自虐的な考えを、次々に起こさせてくれるのが、このHYPER LINK MODELERのコンセプトそのものだ。
「HYPER LINK MODELER は、テキスト、静止画、動画、サウンドを自在にリンク可能なハイパーメディア開発ツールです。プログラムを書く必要がないので、全くプログラム経験のない人でも、高度なハイパーメディアを簡単につくることができます。」
「ハイパーリンクモデラーの応用例:
・ハイパーメディアデータベース:旅行ガイド、地図データベース、料理データベース、映画データベース、音楽データベースなど、ハイパーリンクを利用したあらゆるデータベース
・電子マニュアル:社内用マニュアルなど
・電子カタログ:カタログ、会社案内など
・教材:学習用教材、図鑑、資料集など
・画像データベース:写真、ムービーのデータベースなど
・文書管理:社内文書の管理、メモ帳など
・プレゼンテーション:簡単なプレゼンテーション」
これらの説明のほかに、ソフトウエアの特徴となるキーワードを、同じパッケージ裏から拾ってみよう。
「実行可能なランタイム」
「ノートブック機能」
「情報のブラウジング」
「双方向リンク」
「リンク元アンカー」
「静止画上のホットスポット」
「ハイパーリンクは、カードからカードへと次々にチェーンすることが可能」
...もしこれを読んで、あなたの頭の中に、このソフトウエアがつくられた時代背景と意味、などが次々と渦を巻くようならば、あなたと私は相当に近しい経歴を持っていることになる。
いまの私は;
「時すでに遅し」
「米国に敗戦した日本」
「一握りの天才的な勝者」
といったような、半ば自虐的な考えを、次々に起こさせてくれるのが、このHYPER LINK MODELERのコンセプトそのものだ。
6/13/2005
落ち行く出版業の未来
過去15年にわたって電子出版に携わってきた経験を、まとめてみたいと思っている。
私自身は、40歳代も後半にさしかかり、年齢的にそろそろ後が無くなってきた。それと同じこと、電気通信の変革の波に、乗り続けるための体力も気力も、そして近年は選択の余地すらも、出版業界には残ってはいない。
「電子出版」は、少しずつではあるが凋落の一途をたどる出版業の、唯一死期回生の方策であるはずだったのに、インターネットの勃興と爆発のなかで、波頭に現れた小さな泡沫の如く、いつのまに空へ向かって消失していくかのようだ。
中興の祖――「電子出版」が出版社の未来となるべきだと確信した20年前の私の予感は、思い上がりに過ぎなかったのだろうか。
2015年、つまりあと10年の経たぬうちに出版社は消滅してしまうだろうか。どうやらそれは、今になってもっともあり得る現実のシナリオのようである。その、未来のシナリオを書く前に、まずは私の15年の奮闘の欠片(かけら)をここにポスト(投稿)させてもらいたいと、考えている。
◆Live under the blue sky(ライヴアンダーザブルースカイ)
私自身は、40歳代も後半にさしかかり、年齢的にそろそろ後が無くなってきた。それと同じこと、電気通信の変革の波に、乗り続けるための体力も気力も、そして近年は選択の余地すらも、出版業界には残ってはいない。
「電子出版」は、少しずつではあるが凋落の一途をたどる出版業の、唯一死期回生の方策であるはずだったのに、インターネットの勃興と爆発のなかで、波頭に現れた小さな泡沫の如く、いつのまに空へ向かって消失していくかのようだ。
中興の祖――「電子出版」が出版社の未来となるべきだと確信した20年前の私の予感は、思い上がりに過ぎなかったのだろうか。
2015年、つまりあと10年の経たぬうちに出版社は消滅してしまうだろうか。どうやらそれは、今になってもっともあり得る現実のシナリオのようである。その、未来のシナリオを書く前に、まずは私の15年の奮闘の欠片(かけら)をここにポスト(投稿)させてもらいたいと、考えている。
◆Live under the blue sky(ライヴアンダーザブルースカイ)
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